Sendero al Fitz Roy & Sendero a Laguna Torre #1

Sendero al Fitz Roy、Sendero a Laguna Torre共に、El Chaltenからの日帰りトレイルなので、キャンプをせずに見に行くこともできる。
しかし、 Cerro Torre、Fitz Roy共に雲に隠れていることが非常に多いので、じっくり待つことができるキャンプを強くお勧めする。
私たちは、これらのトレイルをつなぎ、さらに日数も余裕を持って山に入った。

Paine同様に(詳細はこちら)朝日が当たるFitz Royは荘厳!

注: Sendero=トレイル Rio=川 Lago=湖

ルート概要はこちら

1/7:
Day1
(晴れ)

2.5時間

9.6km

「幸先の良いスタート!後 強風」

8:50 昨日とはうって変わって快晴の朝、Paineで合流した友人を含めた三人で、まずはCerro Torreを目指しEl Chaltenを出発。
最初に少し登るとあとはなだらかなトレイルが続く。

9:30 最初のMirador(展望台)に着くと早速、Fitz Royと先っぽが雲に隠れたCerro Torreが見えた!なんと幸先の良いスタート!

トレイルヘッドにて
11:15 展望台からは少し下り、森の中を進むと本日のキャンプ場Campamento De Agostiniに到着。ここはクライミングのメッカのようで、多くのクライマーがここをベースにしている。

聞いてはいたが、山々から吹き降ろす風はかなりきつい。さいわい、木を組んで作ったシェルターがあるサイトがあいているのを発見。そこににテントを張る。入念にペグとロープでテントを固定する。

素晴らしい景色を見ながら昼食を食べ、ここから先にあるCerro Torreを臨む展望台があるので、 トレイルを歩き始めた。
が、その頃から天気が急変し、山々は一気に雲に隠れ、まっすぐ立っていられないくらいの強烈な風が吹いてきたので、断念してテントに引き返す。

雲に隠れる Cerro Torre


1/8:
Day2
(曇り)

3.5時間

9km

「出てきて! Fitz Riy!」

9:00 キャンプサイトからCerro Torreのほうの様子を見るが、昨日より雲が分厚くなり、すさまじい風が今日も吹いている。
展望台行きを諦め、次のキャンプサイトを目指すことにした。

9:40 昨日歩いた道をしばらく行くと、El Chaltenに戻る道と目的地Campamento Poincenotに向かう分かれ道にたどり着く。

11:00 ここから少し、北向きに上るとLago Hijaが見えてきて、そこで休憩。
湖の東岸をさらに北上し、もう一つの湖Lago Madreを左手に見ながら進むとEl Chaltenから続いているトレイルと合流する。(Hija:娘、Madre:母)
Fitz Royはまだ雲に隠れたままで、姿を見せていない。

川にかかった一本橋
(キャンプ場手前)

12:30 Campamento Poincenotに到着。Fitz Royを眺めるベストスポットなので、かなりの数のテントが張ってある。
この日も景色が良く、具合のいいシェルターがあるサイトにテントを張り、じっくりFitz Royのお出ましを待つ。
(※風除けシェルターを「作る」ことは禁止されているので注意!)

雨こそは降っていないが、曇っているので、昼食後シエスタをとる。

19:30 夕食後、だんだんと雲がうすくなってきて、他の山とは一味違った威厳のある山影が雲の向こうにぼーっと見えてくる。あれがFitz Roy様に違いない! しばらく待っていると、とうとう雲がはれ、Fitz Royが姿を現した。
この山は先住民にはMonte Chalten(煙を噴く山)と呼ばれていただけあって、山の頂はずっと薄い雲がかかっていて、煙をたなびかせているように見える。
キャンプ場では夕食やティーカップを片手に荘厳な景色に魅入っている人が後を絶たなかった。もちろん私達もその一人。
このあたりは、Fitz Roy以外にも、針を意味する"Aguja"と名のつく山々が多く、素晴らしい眺め。



夕日を浴びるMonte Fitz Roy

1/9:
Day3
(晴れ)

1.5時間
+
3.5時間

5km

11km

 

「朝焼けいただき隊、フィッツロイも行く」

4:00 起床。ここから目の前にあ る山を一時間ほど上ると、Laguna de los Tresという湖がありそこからより大きくFitz Royが見えるというので、Paineに引き続き、朝日が当たるFitz Royを一目見ようと試みる。
まだ暗いが満天の星空とFitz Royの影ははっきりと見えるので、準備をして、アタックすることに決定。

5:30 前日の夕方に確認したルートに沿って懐中電灯を片手に進む。瓦礫のような道を進み、湖に到着。
東の空は燃えるように赤くなり、昨日、そばを歩いた二つの湖の全景も見え、素晴らしい景色を見ながら、朝日がFitz Royにあたるのを待つ。

6:00 とうとうFitz Royに朝日があたる。この日の朝、ここに来たのは私達3人とあ と一人だけ。湖の周りを歩き回り、様々な角度からその素晴らしい姿を拝み続けた。

キャンプサイトに戻り朝食を終えたが、あまりに天気が良いので、午前中はここでノンビリすることに。
手紙を書いたり、 Fitz Royに見つめられながら昼寝をしたり、 それぞれの時間を楽しんだ。

Lago Madre & Hija

朝日を浴びる
Monte Fitz Roy

13:20 準備を終え、キャンプ場を出発。Rio Blanco沿いに歩いていく。岩がごろごろしている上に、風はかなり強く、大きなバックパックがモロに風を受けて歩きにくい。
途中、Glacier Piedra Brancasという氷河を左手に見ることが出来る。背後にFitz Royが聳え立っている。(氷河近くまで歩いていくこともできるらしい。30分程度)
国立公園の境界線を越え、Estancia(牧場)の中をキャンプ場を目指して歩く。

16:45 緑の多い森の中を暫く歩くと、目的地Refugio Los Troncos(キャンプ 14ペソ/人 ホットシャワーあり)に到着。
ここまで、ガイドブックにあったよりハードだったので、みんな少しお疲れの様子。
朝からFitz Royを堪能できたお祝いに一本だけ持ってきたワインで、乾杯!


Refugio Los Troncos

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