セレンゲティ サファリ / Safari in Serengeti National Park -3-

サファリの様子

セレンゲティに来る人はほとんどがサファリツアー会社にお願いすることになると思う。

個人でも4WDを借りて来れないことはないが、東アフリカではレンタカーは高く、ろくな地図はない。
ツアー会社を利用することのメリットは何と言ってもレンジャーラジオがきけるようになっていることだ。
今どこにどんな動物がいてどのような様子か(つがい、群れ、捕食中など)、もちろん全てではないが話している内容をきくことによって、彼らは行く場所を決めるのだ。

また、知り合いのガイド同士では情報交換をよくしている。やはり仲の良い悪いはあるようで、全くコミュニケーションしない場合もあるようだ。そしてラジオもこの情報交換ももちろんスワヒリ語で行われる。
個人でいったらたとえスワヒリ語を話せてもそんなに詳しく教えてくれないと思われる。

セレンゲティサファリではこれらの現地生情報なしに回るのは相当効率が悪いだろうし、素人にはどこまで行っても広大なサバンナ、迷ったら終わりである。
よって、ツアー嫌いの私たちではあるが、ここではツアー利用をおすすめしたい。

サファリ会社の使う車は大抵トヨタ・ランドクルーザーか、レンジローバー・ディフェンダー。またはトヨタ・ハイエース。いろいろと会社ごとに改造されているので、2人乗りから6人乗りまで様々。大抵屋根がパカっと開くようになっているか、30cmくらい上に持ち上げられるようになっていて、椅子の上にたってそこから顔を出し、動物を観察することになる。


私たちのサファリカー


屋根から上半身を乗り出す
 
セレンゲティのキャンプ

セレンゲティにはセロネラ(Seronera)とロボ(Lobo)の2箇所にメインのキャンプがあるが、今回はセロネラに3泊した。
理由はこちらの方が動物が沢山いそうだから。

南部アフリカの国立公園とは大違い、ゲートも囲いもほとんど何のファシリティもないキャンプサイトである。
これで夜も安全なのか?ときくと、「ライオンは人間を襲うほど馬鹿じゃないよ」とのこと。ボツワナのオカバンゴデルタでも同じく無防備ではあったがそのときは一晩中火を焚いていた。ここではそれもしないようだ。
そこで私たちの勝手な解釈はコレ。セレンゲティはヌーなどのおいしい獲物がいくらでもいて満足しているからわざわざ肉の少ない人間を襲うことはない。

肉食獣はこないかわりに、コック用のキッチンはバブーンに狙われる。実際、私たちの食パンはフェンスごしに叩き落され、炭の上に落ちてジュ〜、おしゃかになった・・・

(キャンプの実用データについては「こちら」をご覧ください。)


キャンプサイト


ランチの様子

動物写真集の常連セレンゲティ、ここにやって来てなぜ写真家がここに魅了されるのかちょっとわかった気がした。
この広大なサバンナではいつも何かが起こっている。見たことのない動物や鳥たち、同じ動物でも新しい一面を垣間見たり。
とにかく動物の多さには圧倒される。
今度行くときには長期滞在してライオンやチーターの家族を追ってみたり、ハンティングシーンが見たいなぁー

写真を見たい人はこちら

メモ:

  • サファリツアー会社とツアーの選び方:
    • サファリ会社はキリマンジャロ同様、山のようにあって悪い噂もよくきくので、日程に自由がきくのであれば、現地で実際にスタッフに会って信用できそうなところを選ぶのが無難だと思う。特に決まりきった日程・ルートで登るしかないキリマンジャロに対してこちらはいろいろ自由がきくはずである。決まりきったパッケージだけ売るのではなく、こちらの要望をきいて一緒に日程を決めてくれるくらいの柔軟さがあるところが良いだろう。
    • ノザーンサーキット(Northern Circuit)と呼ばれている、レイク・マニヤラ、タランギーレ、ンゴロンゴロ、セレンゲティは、いろいろな組み合わせ、日程があるが、どの会社も同じようなオプションを用意していると思ってよい。一番よく出るツアーはマニヤラ、ンゴロンゴロ、セレンゲティで計3-4泊というものらしい。
    • より多くの国立公園を回ろうというより、ひとつの公園に長居したほうが動物を見られる確率は高いと思う。移動時間がもったいない・・・
    • サファリはだいたい、キャンプサファリとロッジサファリに分かれている。その名の通り、ほとんど何の施設もないキャンプ場でキャンプするのと、豪華ロッジに宿泊するというものである。もちろん後者の方がかなり高い。
    • 同じような日程でも会社によって宿泊するところが微妙に違ったりする。国立公園内と公園外の宿泊は全く値段が違う。公園内だと観光客は桁違いの入場料とキャンプ代を払わなくてはいけないからだ。しかし値段も違うがもちろん内容も違う。早朝と夕方の一番いい時間が移動時間になってしまうかもしれない。宿泊場所もしっかり確認要だ。
    • 私たちが今回サファリを手配してもらった会社は、モシにオフィスのあ るメムツアーズ(Mem Tours and Safaris)。実はキリマンジャロ登山をお願いしたShah Tours に紹介してもらったところで、現地で初めて知った小さな会社だが、対応がけっこう良かったので決めた。
      出発してからもガイド兼ドライバーのマイケルとコックのボカが現地の状況を見ながらその場で最適な移動プランなどを考えてくれたので私たちとしては非常に満足!たとえば 通常のツアーでは毎日早朝サファリに行くことはあまりないそうだが、私たちの強い希望をガイド兼ドライバーのマイケルが快くきいてくれて、毎日一緒に早起きしてくれた。 ちなみにボカの料理もおいしい。
      URL: www.memtours.com/
    • ちなみに現地でツアー代を支払う場合、USドルしか受け取らないところが多いので用意していったほうが良い。

  • 持ち物Tips:
    • テント - 私たちはテントもツアー会社が用意してくれたが、会社によっては有料の場合もある。もし持参する場合は通気性の良いものを。昼間はすごく暑い!!
    • カメラ・双眼鏡 - 楽しむためには双眼鏡は必須! 車内は砂埃がすごくなるので、カメラにかぶせるカバーとレンズ掃除グッズを忘れずに。
    • お金 - ガイド兼ドライバー、コックにチップが必要。各1日10USドル程度とのこと
    • 動物・鳥図鑑 - あるとより楽しい。(私たちのサファリのお供はCollins African Wildlife(ウガンダの書店にて購入)

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