セレンゲティ サファリ / Safari in Serengeti National Park -1-

セレンゲティ国立公園はお隣のンゴロンゴロ、キリマンジャロと並び、タンザニア三大観光地(これら全て世界遺産)のひとつである。広さは14,763平方キロ、四国よりちょっと小さいくらい。

広大なサバンナ、地平線に沈む夕日、アカシアのシルエット、そしてそこに住む野生動物たち・・・ セレンゲティは「アフリカ」ときいて多くの人が最初にイメージするであろうものが凝縮された素晴らしい国立公園である。
ケニア側に隣接するマサイマラ国立公園とのあいだにはフェンスもなく、この2つの公園の中をヌーの大群が草を求めて大移動するのは有名な話である。

東アフリカでのサファリは、ここだけに絞ったので、今回これが最初で最後。3泊4日のサファリをアレンジしてもらい、目一杯楽しませてもらった。

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セレンゲティの一日

南部アフリカでは、早朝と夕方を中心にサファリしていた。動物が活発に動くのはその時間だからだ。だが、ここセレンゲティでは日中暑いときも何かが起こる!ということで、目一杯楽しみたい私たちの1日はこのようになった。

早朝:
キャンプ場にはゲートも見張りもいないが、一応キャンプ外に出てよいのは6時からと決められている。サバンナに一番のり!したい私たちは5:45に起床、毎日6時ちょうどにキャンプを出発。

ある朝はキャンプを出て30秒もしないうちに岩の上にライオンの子供が座っているのを発見。かと思えば、メスライオンが捕えたばかりの獲物をムシャムシャ食べていたり。寝ぼけまなこのカバが草を食んでいたり。(カバは夜だけ陸にあがるのでけっこう珍しい)
昇ってくる 朝日を拝むのも素敵である。しかも日中に比べ朝はすごく涼しい。

早朝サファリは何時間と決まっているわけではない。あ くまで出たとこ勝負である。見る動物がたくさんいれば3時間を越えることもあるし、あんまりいないようだったら2時間程度のことも。
その後はキャンプに戻って朝食。


朝焼けの水場

午前中〜昼過ぎ:
1時間ほどしてモーニングサファリにまた出かける。 モーニングサファリが何時に始まり、何時に終わるかは、これまたその日の運次第。
だいたい昼くらいにランチを食べに帰るようには計画されているのだが、遠くまでドライブしたり何か興味深い動物がいたらそこで時間を使う。
ある日は、私たちがどうしても見たい!といっていたチーターを探しに、私たちのドライバー、マイケルはかなりサバンナの奥地まで行って探してくれたので、キャンプに帰ってきたのはなんと14時すぎ。コックのボカも「迷ったのかと思ったよ!」と心配するくらいだった。

10時すぎから15時くらいまでは何といっても暑い! 特に私たちのサファリカーは上がパカっと開く形式だったので、サファリ中は日光をそのまま浴びることになる。あんまり動物がいないときには疲れてウトウトすることも。キャンプで昼寝でもいいかな〜と思ったりすることもある。
が、 欲張りの私たちはつい目一杯サファリさせてもらう方を選んでしまうのだ。

が、暑くて動物の動きがにぶくなっていると思われるこの時間ももちろん動物はたくさん見られる。水場に動物が集まってくるので、水飲み、水浴びシーンをじっくり観察したりできるし、ライオンの交尾シーン、ライオン家族のごろねを見たのもこの時間帯。
というわけで暑さに負けず、ねばればご褒美がもらえるというわけである。


水を飲むシマウマたち


8匹のごろね

夕:
夕暮れサファリは15時〜16時くらいにスタート。 夜の狩に向けて捕食動物が動き始めるのか、私たちはこの時間にレオパードを2日連続、ライオンの群れも何度か見かけた。
18時にはキャンプに戻らなくてはいけないのだが、ついついいろんな動物をじっくり観察しているとぎりぎりになってしまう。ゲートはないが、レンジャーがパトロールしており、見つかると大変なので、マイケルはいつもパトロールカーを気にしながらキャンプへ車を飛ばしていた・・


知らないと気付かない・・・レオパード

夜:
1日が長いが夜は早い。キャンドルライトで夕食を食べて、その後は寝るのみ。ここは南部アフリカと違ってより自然の中なので、水場がライトアップされているなどの演出はない。 星がきれいに見える頃にはテントにはいってぐっすり。明日の早起きに備える。

このようにサファリはけっこうハードである。野生動物が大好きでいくら見ても飽きない人(=私たち)は良いが、そこそこの人は正直疲れると思う。実際、他のサファリカーで居眠りしている人もたくさん見た・・・
でも時間をかければかけるほど、小さなことでも常に新しい何かが見られるのがサファリの醍醐味である。

 

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