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- 別冊ちゅらぼし日記 第4号 -

ブウィンディ原生国立公園 ゴリラトラッキング / Gorilla Tracking in Bwindi Impenetrable National Park #2

ゴリラとご対面

寝床をすぎて5分もしないうちに、トラッカーが待っていた。
ガイドが「もうすぐ近くにいるから、ここに荷物をおいて」という。
ゴリラのところに行くときはカメラくらいしか持っていけないことになっているので、あわてて水を飲んでバックパックを置く。

興奮しながらトラッカーについて行くと、上の方でガサガサっという音が。見上げると木の上にムクムクの黒いものが見えた!
子供のゴリラがこっちを見ながらムシャムシャと草を食んでいる。

無垢な瞳がかわいい・・・ 


初めて見た野生のゴリラ

夢中になって子ゴリラを見ていると右手でガサっという音が。レンジャーいわく、この茂みの奥にシルバーバック(グループのボス、1頭のオスゴリラ)のRuhondezaがいるという。
子供のゴリラと違って人間にはあんまり興味がないらしく、Ruhondezaは全然茂みから出てこない。
たまに黒い手がのびてきて、草がズルズルっとひっぱられ、ムシャムシャと音が聞こえるくらい。

レンジャーが手前の草をナタでバサバサっと切り倒すとちょこっとRuhondezaの背中が見えた。
が、Ruhondezaはあんまり人前に出たくなさそうだから、それはちょっとかわいそうだと思っていたら、彼はまたさらに茂みの奥へ。レンジャーもそれ以上は追わなかった。あぁ良かった。


茂みに隠れるシルバーバック

一方、子供の方は人間たちを横目で見ながら、木の枝にぶらさがったり、飛び移ったり、かと思うとドーンと地面に落っこちてみたり、地面をごろごろ転がったり・・・と、パフォーマンスでもしてくれているかのようであ る。


木によじ登る子ゴリラ

ゴリラと一緒に過ごせる時間は1時間。
あちらこちらでムシャムシャ、ガサガサいっている黒いムクムクした素敵な生き物に気をとられているとあっという間に残り時間が少なくなってきた。

残りあと5分というときに、ゴリラの一匹が茂みの中から私たちの方に歩いてでてきた。自ら2mくらいのところまで近づいてきて、私たちをじーっとみるとまた茂みの中へ走っていった・・・


近づいてきたゴリラ

そうこうする間に面会時間終了。でもじっくり見られて大満足。これ以上ゴリラをお邪魔したくはないから。

帰り道、休憩ポイントまで戻ったところで大粒の雨がふってきた。これが熱帯雨林の雨かぁーと思わせる豪雨。道はあっという間に小川と化す・・・

14時頃、公園事務所まで戻ってきた時には皆ずぶぬれ。でも一番近いグループでなかったら、ゴリラを見ているときに雨だったかもしれない。良かった・・


雨の事務所前

ちなみに私たちの訪れたMbareグループのゴリラたちの名前は以下の通り。(でもさすがにどれがどれだか全ては見分けつかず)
Ruhondeza(シルバーバック)、Kashundwe、Kashongo、Bukumn、Wagaba、Muyambi、Malaika、Kanyonyiの8頭

 

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