マヤビレッジゲストハウスプログラム
（San Miguel村）

このプログラムは、TEA(Teledo Ecotourism Association)という団体が、古くからの文化と自然を守り、世界中の人に知ってもらおうと1990年から始めたもので、今ではToledo地方の9つの村で行われている。　（マヤだけでなく、Garinaguというアフリカンアメリカンの村も参加している。各村にはゲストハウスがあ って、そこに泊りながら、アクティビティに参加する。
アクティビティは、ハイキング、ファーム見学、カヌー、クラフトレッスン、現地語レッスン、語り部、ダンスなど様々。村によって多少異なり、好きなものを選べる仕組み。
食事もユニークで毎回違う家庭にお呼ばれする仕組み。時間になると、その家の子供が呼びに来てくれるので、毎回楽しみだ。

私たちはSan Miguelというマヤの村にステイしたので、そこでの出来事を簡単に紹介したいと思う。

• 3食全て、どこの家に行っても共通しているのが、トルティーヤ。マヤでは欠かせない食べ物。皆家の竈で焼いた手作り＆出来立て。とてもおいしい。
• 2日間の献立は、チキンスープ、ビーンズスープ、フライエッグ、ビーンズペースト、バナナフライ、ほうれん草に似た野菜の炒め物などなど。
  飲み物は、パイナップル、ライムジュース、ココア、コーヒーなどなど。
  ライスも食べるらしいのだが、たまたまか出てこなかった。
• 食事時は家族みんないるので、いろいろ暮らしについて教えてもらったりできる。お年寄りや小さな子供の中には英語を話せない人もいるが、大半の人々は英語で会話ができる

• キッチンと寝室は別の建物になっていることが多く、屋根はとうもろこしの皮かヤシの葉。
• キッチンには 必ずトルティーヤを焼く釜がある。乾いたとうもろこしで火をつけ、薪をくべるようだ。
• 電気は6年前からきているそうだが、キャンドルをつける家もあった。
• ハンモックは必須で、食べるときは椅子がわりにしたりもする。

• 村では、鶏や豚が普通に外を歩いているのでちょっとびっくり。（写真はゲストハウスの裏で撮影したもの）
• 人口は526人。村の入り口には人口を書いた看板があって、一人でも変わるとちゃんと書きかえるらしい。
• 宗教はカソリックらしい。

• 裸足で歩いていることが多い。
• 女の人はだいたい皆カラフルなワンピースを来ていて、髪は長い。短パンをはいている人は私以外に一人だけ見た。昔は14-20歳で結婚したらしいが、最近はさすがに変わってきて20-25歳だとか。
• 子供たちはもちろん好奇心旺盛。ゲストハウスに遊びに来てくれたりもした。写真（右）は、みんなで相撲大会をしているところ。

• ガイドのマルコスに彼のファームを案内してもらう。途中、いくつかのMedicinal Plantに立ち止まって、効用も教えてくれる。頭痛を治すもの、傷を治すものなどなど。
• ファームは100％オーガニック。昔ながらの方法でとうもろこし、サトウキビなどを作っていた。雨季にあわせて植えるので潅漑もあまり必要ないらしい。
  （本当はこのあと、川に出てケーブ探検ととカヌー下りのはずだったのだが、川が増水していたため中止。）

• 私たちの受けたのはブレスレット作り。見ていると簡単そうなのだが、やってみると難しい。。

• 語り部のおじいちゃんがやってきて、昔から伝わるジャガーの話をしてくれた。話は彼らの言葉（Kek'chi)で語られるので、コーディネーターのPabloが通訳してくれる。
  話は今は語り継がれているだけなのだが、このまますたれないよう本にしたいという。（Pablo談）

メモ：　
このプログラムに申し込むには、Punta GordaのTEAオフィス（Tourist Office内）に行くと良い。詳しいパンフレットをくれて、そこで申し込める。