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- 別冊ちゅらぼし日記 第5号 -
「美ら地球学級」 奈良生駒台小学校訪問記 -1-

日本に住む小学生の好奇心を刺激し、世界のこと、自然のことなどに興味を持ってもらいたいと思い、企画した「寺子屋美ら地球」。
その中で特に学校訪問などを行って密度の濃い交流をすべく「美ら地球学級」を募集した。

この呼びかけに答えてくださったのは、拓の母校、奈良県生駒市立、生駒台小学校であった。
2004年度と2005年度の五年生と交流することとなり、出発前、一時帰国時、帰国後と3回にわたって訪問させていただいた他、
サイトでの質問の受付、記念行事へのビデオレターの送付など様々なバーチャルとリアルの両面のコミュニケーションを進めてきた。

2005年度の五年生とはスケジュール上、顔を合わさない状態で交流を始め、最後の帰国後に初めて対面という運びになり、 会うのは初めてだが、すでに南アフリカで手紙を受け取ったり、サイトに質問をもらったりしているので、その子どもたちの顔を見るのを楽しみにしていた。

今回は出発前からの小学校との交流の様子を紹介したい。

※ 今回、ご協力していただいた先生方からのメッセージをいただきました!
こちらからどうぞ! → 森井校長先生 | H17年度 5年生担任 浪越先生



出発前

2004年5月、美ら地球回遊出発の約1ヶ月前に私たちは初めて生駒台小学校を訪れた。
小学校を訪れるなんてことは大人になってからは滅多にない経験。久々の「学校のにおい」にわくわくする。特にこの生駒台小学校は拓の母校でもある。四半世紀近くたってから再び踏む校舎の床はなんともいえない感触だった。


四半世紀ぶりにやってきた母校

5年生120人近くを前にしたプレゼンはさすがにはじめて。好奇心いっぱいの顔が並んでいた。

この日の授業内容は「自己紹介、どこに何をしに行くのか、その間みんなとどんな交流がしたいのか、旅のキャラクター名募集!」
この時点では実はまだルートもほとんど決まっていなかった私たち。せいぜい世界地図を出して「アラスカからスタートとしてこんなところに行きたいんだ」ということしか伝えられない。
しかもWebサイトもまだ出来ていないので、「作るから見てね〜」という感じ。

それでも子どもたちはけっこう積極的に質問をしてくれた。
2時間の授業終了後の「いってらっしゃーい!」は今でも耳に残っている。


2004年度の5年生のみんな
小学校訪問日の夕方、自宅近くを歩いているときに「あ、山田さん?」と女の子に話かけられた。どうやら今日の話をきいてくれていた5年生らしい。「ハワイにいきたいと思ってるんですけど、どんな食べ物があるのか知りたいんです」とのこと。初めての質問。うれしくなった私たちは早速後日先生経由で回答を送った。
ちなみに夕暮れ時に女の子と道端で話しているとき、おけいこの先生らしき人が近づいてきて「あの〜・・・ どちらの方ですか」と聞かれたしまった。どうやら私たちは不審者に見えたらしい・・・
1週間後くらいに送られてきた、「旅のキャラクターの名前」アイデア。この中からめでたく「ちゅらぼん」が命名されたのであった。

出発直前に自宅に分厚い封筒が届いた。5年生からの質問の山だった。各地の動物から子供たちに人気の遊びまでたくさんの質問。ひやぁー がんばって答えを探さなくては!といいつつも、やる気がわいてきた。


旅のキャラクター「ちゅらぼん」

一時帰国、二度目の訪問
  

2005年2月14日、南北アメリカ回遊を終えて一時帰国した私たちは、再び生駒台小学校を訪れた。拓は髪もひげも伸び、あきらかに小学校には異色の存在だったが、また暖かく迎えてもらった。

この日はバレンタインデー、先生に気づかれないようにソッとチョコレートを手渡してくれる女の子に、拓は思わずニヤリ。

このときの授業内容は、1時限目、「美ら地球回遊記の今まで」と2時限目「楽しい野生動物の観察」。
1時限目の「持ち物」コーナーでは、実際のバックパックを背負ってもらったり(もちろんだいぶ軽くなっているもの)、寝袋に寝てもらったりという体験はなかなか楽しんでもらえたようだ。

そのときのことを書いていただいた森井校長先生のお言葉はこちらへ(小学校ホームページ → 学校紹介 → 校長の手紙 → 87 寺子屋美ら地球)


初めての寝袋体験
異国での手紙受け取り
 

アフリカへ向けて再出発したのは2005年4月。ちょうど小学生たちも学年が変わるときであった。2005年度も新5年生と交流を続けられることになり、まず7月にサイトの質問箱にたくさんの質問をもらった。そして第2弾として私たちのいる南アフリカの大使館に子どもたちの手紙を送ってもらうことになった。

無事届いているかなーと、ドキドキしながら南アの日本大使館へ向かい、異国の地で手にする分厚い封筒を手にしたときはうれしい限りであった。
早速バックパッカーズに帰って手紙を読み始める。やはりWebサイトに書いてもらうのと、自筆の手紙というのは全く異なるものだ。サイトを開いて質問がたくさん入っているのに気づいたときも相当うれしいのだが、手紙は一人ひとりの鉛筆の字から気持ちが伝わってくる気がする。

内容に笑ったり、きれいな字に感動したり、先生に言われて仕方なく書いていそうな字もあったり。現在日本からの郵便が南アフリカにきちんと届くのは当たり前とはわかっているものの、はるばる飛んできた手紙の束にニヤニヤしながら読みふけった。

ワイン片手に全てに目を通した124通のお手紙。せっかくの児童の皆さんの気持ちに何とか答えたいと、二週間ほどかけて、拓は一人一人に一枚づつ返事を書いた。


プレトリアのバックパッカーズにて

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